豪徳寺


画像をクリックしますと拡大して詳しくご覧になれます 最終更新日2009/5/19

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@招き猫AボタンそしてB安政の大獄が元で暗殺された井伊直弼の墓地として有名です。山号は大渓山(だいけいざん)


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曹洞宗の禅寺です


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参道入り口
 石門の柱の上に「こまいぬ」が据えられています。お寺なのに「こまいぬ」とはめずらしいです。


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松ノ木に挟まれた参道 奥に山門
松ノ木は樹齢何百年 直孝の時代にさかのぼる。ここで雷に遭ったのでしょう。


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豪徳寺境内の案内図
一番奥の開祖堂は開放していません。奥に茶室や庭園もありますが、開放しておりません。お彼岸のときなど運がよければ見ることが出来るようです。

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豪徳寺山門のとなりに花屋さんがあります。 画像をクリックしてスライドをご覧ください。

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山門入って撮影したパノラマ写真。右手に鐘楼、左手に三重塔がありますが、木立の陰になり見えないのが残念です。左手前方に立派な石碑が見えます。第14代直憲(忠正公)の碑です。
幕末から維新にかけての様子がわかり、実に興味深いです。

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仏殿 世田谷区の指定有形文化財です。1677年完成。前におおきな香炉があります。線香の煙が絶えません。来訪の際は線香をあげてください。


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豪徳寺仏殿内部
本尊は阿弥陀如来・釈迦如来・弥勒如来の三世仏で、それぞれ過去・現在・未来を象徴します。


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その梵鐘は比較的細身で均整の取れた優美な形をしています。区内に伝わる梵鐘として現存最古、貴重な文化財です。現代でも使われています。(江戸初期製作)


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総受付です


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豪徳寺は招き猫の発祥として有名ですが、受付で購入することが出来ます。目がくりくりっとしていてそして全体にシンプルなのが特徴です。


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手前が受付 奥が本堂、花がきれいです。


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江戸時代からの
本堂は関東大震災のときに焼失したとのことで、現在の本堂はコンクリート造りです。(昭和42年設立)


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本尊は釈迦如来
内部はかなり広く、お坊さんの絵など飾ってあります。井伊直弼の肖像画が納められているそうです。


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納骨堂です。エキゾチックな建物です


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本堂前の八角灯篭。


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本堂から仏殿を眺めたところ。


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本堂前


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本堂裏に開祖堂がありますが、普段は一般開放していません。


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本堂の裏に井伊大老の大切にしていたという茶室と庭園がありますが、一般には公開していません。

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三重塔です。2006年5月に完成しました。美しい建築物です。


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塔の蟇股(かえるまた)には十二支の像が見られます。なぜか猫も入っています。


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招福猫児(まねぎねこ)の由来
門前を通りかかった井伊直孝と郎党を招き入れ、落雷の災いから救ったという招き猫の伝説があります。(詳細後記)
招福殿にはこの猫観音を祀っております。


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猫観音 招き猫が見えます


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奉納所
願いがかなったら、ここに招き猫を返すとさらにご利益があるそうです。
隣に招き猫のお墓があります。

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墓地の入り口に六地蔵があります。
(六道において衆生の苦患を救うという六種の地蔵菩薩)

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国史跡井伊家墓所

案内が新しく立てられました。


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整然と井伊家のお墓が並んでいます。墓の位置や大きさで地位や貢献度が推測できます。墓所の配置図を付けていますので画像をクリックしてご覧ください


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篤姫効果もあり最近訪れる人が多いそうです。
直弼の正室と側室のお墓をご覧ください。画像をクリックしますとごらんになれます。


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牡丹は豪徳寺の名物になっております。


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藤やつつじもきれいです。秋のもみじ、イチョウも素敵です。


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住所:世田谷区豪徳寺
TEl:03-3426-1437

アクセス:世田谷線宮之阪駅より5分小田急線豪徳寺駅より15分

撮影:2009年4月22日

 

招福猫児(まねぎねこ)の由来 (補足)

今名刹の豪徳寺は、昔貧寺にして二三の雲水修行してようやく暮らしを立つる計りなりき。時の和尚特に猫を愛しよく飼いならし自分の食を割いて猫に与え愛育せしが、ある日和尚猫に向かい、「汝我が愛育の恩を知らば何か果報を招来せよ」と言い聞かせたるがその後幾月日が過ぎし夏の日の昼下がりにわかに門のあたり騒がしければ和尚何事ならんと出てみれば、鷹狩の帰りと覚しき武士五六騎、門前に馬乗り捨てて入り来たり和尚に向かい謂えるよう「我等今当寺の前を通行せんとするに門前に猫一匹うずくまり居て我等を見て手をあげ頻りに招くさまのあまりに不審ければ訪ね入るなり暫く休息させよ」とありければ和尚急ぎ奥へ招じ渋茶など差し出しける内天忽ち曇り夕立降り出し雷鳴り加りしが和尚は心静かに三世の因果の説法したりしかば武士は大喜びいよいよ帰依の念発起しけむやがて「我こそは江州彦根の城主井伊掃部頭直孝なり猫に招き入れられ雨をしのぎ貴僧の法談に預かること是れ偏に仏の因果ならん以来更に心安く頼み参らす」とて立ち帰られけるが、これぞ豪徳寺が吉運を開く初めにしてやがて井伊家御菩提所となり田畑多く寄進せられ一大伽藍となりしも全く猫の恩に報い福を招き寄篤の霊験によるものにしてこの寺を猫寺と呼ぶに至れり。和尚後にこの猫の墓を建ていと懇に其冥福を祈り後世この猫の姿をつくり招福猫児(まねぎねこ)と称へて崇め祀れば吉運立ち所に来り家内安全、営業繁盛、心願成就すとて其の霊験を祈念する事は世に知らぬ人はなかりけり。 (古文書より)

豪徳寺駅の招き猫




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